2015年05月22日

アルツハイマー型認知症 「メタボ」が発症・進行のリスク

アルツハイマー型認知症 「メタボ」が発症・進行のリスク
http://www.sankei.com/life/news/150414/lif1504140006-n1.html
2015.4.14 09:30
 ■生活習慣の改善で予防

 記憶や思考能力が徐々に失われるアルツハイマー型認知症。その発症や進行には、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が大きなリスクになっていることが、疫学研究などで明らかになりつつある。メタボが原因で神経の保護作用が弱まったり、高血圧を引き起こしたりして、脳細胞を認知症になりやすい状態にしているとみられる。決定的な治療法のないアルツハイマー型認知症。メタボの解消が予防に役立ちそうだ。(坂口至徳)

                   


 ◆悪玉の生理活性物質

 関西在住の82歳のA子さんは、5年前から物忘れがひどくなり、奈良県立医科大神経内科学の上野聡教授の診察を受けた。その結果、季節に合わせた衣服が選べないなどの中等度のアルツハイマー型認知症と診断された。

 ふだんは活発に動いているが、腹囲が97センチ、内臓脂肪の面積が118平方センチもあり、内臓脂肪の異常蓄積を示す「腹囲90センチ以上、内臓脂肪の面積100平方センチ以上」(女性の場合)を満たし、血圧なども高く、明らかにメタボ。このため、高血圧や高血糖の治療や食生活の改善指導などをして、経過を観察している。

 上野教授は「超高齢化や食生活の変化などでアルツハイマー型認知症の患者がメタボを合併するケースが増えている」と話す。上野教授らは、神経内科を受診するアルツハイマー型認知症の患者78人を対象に、メタボの原因になる内臓脂肪の蓄積の度合いなどを調べた。すると、アルツハイマー型認知症の患者で内臓脂肪面積が基準を超えている人は約60%に達していた。

 アルツハイマー型認知症とメタボの関係は近年、動物実験などで明らかになっている。蓄積した内臓脂肪から悪玉の生理活性物質が分泌され、これが脳の神経細胞を破壊する物質「アミロイドβ」を凝集させるとみられる。また、血糖値を下げる作用のあるインスリンには、アミロイドβを分解して神経を保護する作用もあるが、メタボの状態ではその機能が低下し、脳神経の変化が進行してしまうという。

 ◆80%が高血圧

 上野教授らの研究では、アルツハイマー型認知症でメタボの患者は、年1回の簡易知能検査の結果、認知機能低下の進行が速いことも明らかになった。さらに、アルツハイマー型認知症でメタボの患者のうち、認知機能に悪影響を与える高血圧の症状を示しているのは約80%。また、インスリンが効きにくくなる状態にもなっていた。

 認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる「血管性認知症」も知られている。これはメタボなどが原因の動脈硬化と関係している。上野教授は「両タイプの認知症には共通の危険因子としてメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に極めて有効」と話す。そのために、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だ。

 ■認知機能の低下速まる

 アルツハイマー型認知症患者に、簡易知能検査(長谷川式)を年に1回行い、その年変化を比較した。すると、内臓脂肪の蓄積面積が100平方センチ以上ある患者36人の平均点は、2.4〜2.6点下がっていた。一方、100平方センチ未満の患者26人の平均点は1.4〜1.6点下がっていた。メタボの患者のほうが認知機能低下の進行が速いことが明らかになった。


posted by 万福ダイエット at 11:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
狭山市で木馬歯科という歯医者をやっています。

ムシ歯予防週間が近づくと8020の達成者を表彰しています。

自分の歯で噛むという事が介護予防につながると思います。

みなさん元気なんです。
Posted by 高安 洋 at 2015年05月23日 13:52
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