2014年02月21日

ウオツカが男性を若死にさせる!? ロシア研究

ウオツカが男性を若死にさせる!? ロシア研究
http://kenko100.jp/articles/140220002831/
2014年02月20日 10:30 公開

ロシアでは男性の若死にが問題となっており、55歳未満で死亡する割合は英国人男性の7%に対し、ロシア人男性では37%に上る(2005年調査)。その原因は何なのか? ロシアがん研究センターのDavid Zaridze教授らは、ロシア人男性15万人を調査した結果、ウオツカの飲み過ぎが若死にと関連していたと、1月31日発行の英医学誌「Lancet」(電子版)に報告した。

3都市に住む20万人を調査

 研究グループの一人、英オックスフォード大学医科学部のRichard Peto教授によると、過去30年間にわたるロシア人の死亡率は、アルコールの規制や体制の変化によって激しく変動してきた。例えば、ゴルバチョフ政権下では1985年の反アルコールキャンペーンによりアルコール消費量が約25%減少、それに伴い死亡率は急激に低下した。しかしその後、ソ連が崩壊するとアルコールの消費量が急増し、死亡率も急上昇したという。

 今回の研究は、1999〜2008年にロシア・シベリアの3都市バルナウル、ビイスク、トムスクに住む大人20万人を対し、ウオツカを含む飲酒量について質問した。ウオツカを飲む量は1週間当たりの500ミリリットル入りボトルの本数で換算し、
•少量(男性:ボトル1本未満、女性:ボトル4分の1本未満)
•中等量(男性:ボトル1〜3本未満、女性:ボトル4分の1〜1本未満)
•大量(男性:ボトル3本以上、女性:ボトル1本以上)

―に分類。2010年1月まで追跡調査した。

ウオツカを飲む量増えると死亡率も上昇

 その結果、病気にかかったことのない男性喫煙者5万7,361人のうち35〜54歳で死亡した割合は、少量グループで16%、中等量グループで20%、大量グループで35%と、ウオツカを飲む量が増えるごとに高まった。また、55〜74歳での死亡はそれぞれ50%、54%、64%と、こちらもウオツカを飲む量が増えるごとに高まっていた。

 以上のことから、Zaridze教授らは「ロシア人成人、特に男性において若年死亡リスクが高い要因は、ウオツカなどの強いアルコールであるとするこれまでのエビデンス(根拠となる研究結果)を支持するもの」と結論している。

酒類の価格引き上げを提案

 カナダ依存症・精神衛生センターのJurgen Rehm氏は、今回の研究に対する論評(電子版)で「ロシアでアルコールに関連した死亡率が高いのは、飲酒量だけでは説明できない。飲酒のパターンについても検討する必要がある」と指摘した。

 その上で、「ゴルバチョフ政権下や21世紀初頭のアルコール政策によって、ロシア人の飲酒量が減り、死亡率が低下した。しかし現在、ロシア人男性の寿命は64歳で、世界のワースト50カ国に位置づけている。より有効なアルコール・たばこ対策は緊急の課題だ」とし、具体策としてアルコール飲料の価格引き上げなどを提案している。




posted by 万福ダイエット at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | アルコールの害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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