2009年09月10日

減塩表示について

Q) 「減塩」と書かれている食品がありますが、どのくらい塩が減らしてあるのでしょうか。
http://www.pref.kyoto.jp/shohise/15400102.html

A) 栄養表示基準で「減塩」を表示できる場合がきまっている
食生活などのライフスタイルが原因とされる生活習慣病の増加にともない、消費者の食を通じた健康づくりへの関心が高くなっています。
そこで、消費者が健康づくりに役立つ食品を選択するのを助けるため平成7年に栄養表示基準が導入され、平成10年3月31日から全面実施されています。栄養表示基準は包装された食品で栄養成分・熱量に関する表示をする場合の一般表示と強調表示に分けて表示しなければならない内容などが定められています。

一般表示では、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムとそれ以外の栄養成分について含有量をこの順番で表示することとなっています。
強調表示には、絶対表示と相対表示があります。絶対表示とは、多く含んでいたり少ないことを強調する表示(ビタミンC入り、カロリーオフなど)、相対表示とは、栄養成分などの量や割合が他の食品と比べて多いとか、少ないとかという表示(脂肪分○○%カット、カロリー○○%オフなど)です。「減塩」は、絶対表示では、「食品100グラム中にナトリウムの含有量が120ミリグラム以下の場合」に、相対表示では、「他の食品と比較して食品100グラム中のナトリウムを120ミリグラム以上減らした場合」に表示することができます。

また、他の食品と比べて、食塩の量や割合が少ないという表示(塩分20%カットなど)をするときは、(1)比較対照品名(2)低減量又は低減割合を示す必要があります。従ってなにと比べてどのくらい減らしているかを表示しなければなりません。含まれている食塩の量が知りたい場合は、一般表示のナトリウムの量に2.54をかけると食塩の量になります。

商品を選ぶときは栄養表示を見て
「減塩」は、絶対表示と相対表示の場合があり、相対表示の場合は食品100グラム中の食塩の量に決まりはありません。「減塩」と表示されている商品には、必ずナトリウムの量が表示されていますので、ナトリウムの量を見て商品を選ぶようにしましょう。また、量の表示を見るときは、表示の単位(何グラム中に含まれる量か)が必ず書いてありますので確認しましょう。

*栄養表示基準については財団法人日本健康栄養食品協会のホームページを参考にしてください

参考
塩は海水か岩塩から作られている
塩は、海水を塩田などで濃縮させて結晶にするか、岩塩を精製して作られています。我が国の2000年度の塩供給量は953万トンで、このうち137万トンが国内で生産されています。自給率は約14%で主要諸国と比べてかなり低い数字になっています。我が国の主な塩の用途は工業用が約8割を占めます。続いて食用が14%、その他が6%となっています。

塩の味とは
食用にする塩を選ぶときに気になるのが、味や使いやすさです。味については、塩の中に含まれる「にがり」の量と関係があるといわれています。「にがり」とは、海水中に含まれるマグネシウムとカルシウムなどのことです。塩は、塩化ナトリウムの結晶です。その結晶の表面ににがりの成分が存在しています。これらのミネラルがあると塩辛さの角が取れて味がまろやかになるといわれています。パッケージの栄養成分表示で、マグネシウムやカルシウムが多い塩が「にがり」の多い塩といえます。購入時にパッケージを確認してみましょう。

塩の味は、にがりを適度に残したまろやかなものや、純度の高いさっぱりしたものまで色々あります。岩塩は、にがりを含まないのですっきりとした味わいの塩が多いようです。にがり以外にも、ごく微量の成分によってそれぞれの塩独特の味がありますので、実際に味わって好みの塩を選ぶことが大切です。

結晶の形もいろいろ
塩の結晶の主な形には次の三つがあります。(1)立方体塩:サイコロ状の結晶でサラサラしている。(2)凝集塩:小さい粒が集まった不定型な結晶で軟らかく溶けやすい。水分を含みしっとりしている。(3)フレーク塩:フレーク(薄片)状の結晶。非常に溶けやすく食材に付着しやすい。
また、輸入された塩には非常に大きな粒のものがあり、これらは専用ミルでひいて使います。このほか、炭酸マグネシウムを添加してサラサラにしたり、パウダー状のものなどもあります。振り塩をするときは、サラサラしたものを使い、漬け物をするときは湿ったものを使うなど用途によって使い分けることが上手に使うコツといえます。

塩と健康
塩は、体内でナトリウムイオンと塩化物イオンの状態で存在し、生命維持に不可欠な様々な働きをしています。

・体内の細胞が縮みすぎたり膨らみすぎて壊れないよう細胞外液のナトリウム量が変化して浸透圧の調整を行っています。このバランスが崩れると脱水症状が起こったりむくみの症状がでてきます。
・塩化物イオンは消化を助けたり殺菌する働きがあります。ナトリウムイオンは栄養素の吸収を助けます。
・血液中のナトリウムが低下すると体が酸性になり食欲減退、倦怠感などの症状がでてきます。
・神経細胞の刺激の伝達にナトリウムイオンが関係しています。
このように、生命の維持に不可欠な塩ですが、高血圧との関係があるといわれています。高血圧は、遺伝的要因や肥満等が影響していると考えられていますが、塩との関係については明確な結論が出ていないというのが現状です。なお、厚生労働省は食塩の目標摂取量の上限値を1日10グラムが望ましいとしています。

塩の賞味期限は?
全ての加工食品には、消費期限か賞味期限(品質保持期限)を表示することとなっています。しかし、塩は長期保存による品質劣化もないことから、賞味期限(品質保持期限)の表示を省略できる食品に該当しています。

(参考:栄養表示基準、「たしかな目」2002年2月号 塩のミニ知識ほか)
http://www.pref.kyoto.jp/shohise/15400102.html

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posted by 万福ダイエット at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 減塩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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