http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000300/hpg000000222.htm
○がんは死因の第一位
厚生労働省の人口動態統計によるとがんは日本における死因の第1位(平成19年)を占めています。部位別に死亡数を見ると、男性では肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、女性では大腸がん、胃がん、肺がん、肝がんの順となっています。 (リンク1参照)
○がんの予防のための食生活
がんの発症には遺伝的要因や生活環境要因などが複雑に関わっていると考えられていますが、生活環境要因として最も注目されているのが食事と煙草(吸わないこと)(リンク2参照)です。「健康日本21」ではがん予防のための食生活として、
(1)塩辛い食品の過剰摂取を回避すること
(2)新鮮野菜、緑黄色野菜などを多量に摂取すること
(3)脂肪の過剰摂取を回避すること
(4)お酒は節度ある適度な飲酒として留めること
をすすめています。これらは、高血圧や動脈硬化(リンク3・4参照)に対しても好ましい食生活であり、がん予防のみならず、脳血管疾患や心臓病の予防にも有用です。
○予防効果のある野菜・果物
(1)野菜・果物の種類
特に野菜や果物のがん予防効果はヒトにおける多くの疫学研究から支持されています。
野菜や果物の摂取はがんの中でも特に肺がん、胃がん、食道がん(リンク5〜7参照)の予防に有効と考えられていますが、口腔、咽頭、大腸、乳房、膵臓、膀胱などのがんの予防にも効果があることが示唆されています。
多くの疫学研究は、個々の野菜や果物ではなく、「野菜全般」「果物全般」としてがんとの関連が評価されていますが、細分して評価した検討では、野菜の中でも生野菜、緑色野菜、アブラナ科の野菜(キャベツ、ブロッコリーなど)、アリウム属の野菜(タマネギ、ニンニクなど)、ニンジン、トマト、豆類、柑橘類(オレンジ、みかん、タンジェリン、レモンなど)などの予防効果が示されています。(リンク8参照)
(2)予防効果を持つ成分
野菜、果物中に含まれるがん予防効果を持つ成分としては、ビタミンC、ビタミンE、カロテノイド(α-カロテン、β-カロテン、ルテイン、リコペン、クリプトキサンチンなど)(リンク9〜11参照)、フラボノイド(ケルセチンなど)、イソフラボン(ゲニステインなど)、食物繊維、葉酸、クマリン、サポニン、リモネン、イソチオシアン酸、ジアリル硫化物、フィトステロール(植物中のステロールの総称)、セレン、蛋白分解酵素阻害因子などのさまざまな食品成分が候補にあげられています。
(3)予防作用のしくみ
また、野菜、果物の持つがん予防作用の機序(きじょ:しくみ、メカニズム)として、抗酸化作用、細胞分化や増殖への影響、がんに抑制的に働く酵素活性の賦活化(ふかつ:物質の機能・作用を活発化すること)、がん細胞のアポトーシス(細胞の自己消滅)への影響、傷ついたDNAの修復への影響などが考えられています。
このようにがん予防の有効成分は単一ではない可能性が高く、予防効果もさまざまな機序が関与しあって、効果をあげている可能性が高いと考えられています。
がん予防のためには、食塩、脂肪、アルコールの過剰摂取を控え、さまざまな種類の野菜、果物をしっかり摂ると良いでしょう。
詳しくは
http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000300/hpg000000222.htm
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